ドロクスの日誌 II Text Audio /1
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谷を占拠することで、私の領地の幅と面積は広がるが、私がそこから帰るとその地は再び幻影と歪んだ想像の怪物が広がってしまうようだ。私が移動すると、霧が病んだ生き物に影響してしまうのか、それとも私は自分の来た道を戻ることができていないのか。霧の中に失われた王国は、王国とは言えない。

しかし、私の力が増すにつれ、霧はわずかながら私の期待に応えてくれるようになった。私の力が揺るぎないものになれば、この領域をより巧みにコントロールできるかもしれない。

そう、それが鍵なのだ。私はもっと強くならなければならない。そうしてこそ、私の王国は現実のものとなるのだ。

強大なドロックス
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