ペタルスとヴァーニャ Topic /4 ⍟
NPC名前
オユン私は使える者は誰でも味方につける。我らはブラックガードとエグザイルどちらの行いも見てきた。その行いに意味を与えたのはペタラスとヴァーニャだ。

この{アカーラ}は二百年以上もの間、同族以外との関わりを絶ってきた。外の世界が我らを発見した今、我らも外の世界を発見するべきだ。
キラ我らが外に力を与えるほどに、内が弱まっていく。最初はペタラスとヴァーニャだった。今度はお前だ。

ブラックガードやエグザイルをここまで尊敬するといのはオユンが己の{アカーラ}である我らを信頼していないことの証拠だ。
タスニペタラスとヴァーニャ。一つの心で話す二つの口。

共に居れば、興味深い考えを話すことがある。別々の時は...考えの半分というのは考えとは言えないだろう?
イラーシャ私が会ったことのある数少ない一つまみの塩以上の価値のある外の者だ。

{アカーラ}であれほど影響力を持つべきだと考えているわけではないが、実際彼らは民に好かれている。オユンも彼らが気に入っていた。そして我らの伝統の一部を覚えようとする試みがぎこちない一方で、私も彼らを気に入っている。
ペタルスとヴァーニャ Text Audio /66 ⍟
名前
ペタラス:テオポリスにいた頃、君のような者を追っていたよ、シャドウ。君がしてきた事を見てきた。何故それをしてきたのかも知っている

ヴァーニャ:私達がレイクラストにやってきた瞬間、「何故」という質問は意味を失ったわ、ペタラス。

ペタラス:「何故」がなければ、何が残るんだ?

ヴァーニャ:「どうやって」...生き残るかよ。シャドウさん、ペタラスの言うことは気にしないで。


自己紹介
ヴァーニャ:同胞よ、あなたを心から歓迎するわ。あなたがサーンでしたことは本当に...

ペタラス:恐ろしかった。いや、誤解しないで欲しいんだが、パイエティも他の連中も、ああなって当然だった。でもここにはそんな奴はいない。ここのマラケスの民は良い人達だ。

ヴァーニャ:そんなことはこの人もわかってるわ!同胞よ、ペタラスの言うことは気にしないで。

自己紹介
ペタラス:テンプラー猊下、教会を信仰の道へと引き戻す意志と力を持つ者に出会えた事に心よりの感謝を...

ヴァーニャ:...何を言ってるの、ペタラス!

ペタラス:ヴァーニャ!

ヴァーニャ:信仰の名の下に行われた悪事を見すぎてきたのよ。

ペタラス:それを行ったのは神の名を語りながら私利私欲のために行動していた者たちだ。

ヴァーニャ:わかったわよ、ペタラス。
自己紹介
ペタラス:君のテオポリスでの戦いを見たよ。強かった。でも君がサーンでやったことは本当に...

ヴァーニャ:...恐ろしかった。誤解しないで。パイエティも他の連中も、ああなって当然だったわ。でもここにはそんな人はいない。ここのマラケスの民は良い人達よ。

ペタラス:そんなことはこの人もわかっているよ、ヴァーニャ。

ヴァーニャ:だといいけれど、ペタラス。

自己紹介
ヴァーニャ:雌狼の狩りを畏敬の念で眺めるのと、彼女を焚き火の隣まで招き入れるのは別の話よ。あなたもそう思わない、レンジャーさん?

ペタラス:そんなことは思わないだろう、ヴァーニャ。俺だって思わない。

ヴァーニャ:彼女がサーンでしたことを見たでしょう!

ペタラス:パイエティも他の連中もああなって当然だったとわかってるだろう!

ヴァーニャ:わかったわよ、ペタラス。

自己紹介
ヴァーニャ:タラモアーナ、戦士よ。戦う意志と力を持つ者に出会えた事に心より感謝...

ペタラス:何を言っているんだ、ヴァーニャ!

ヴァーニャ:ペタラス!

ペタラス:カルイのベルトからぶら下がる友の首を数多く見てきたぞ。

ヴァーニャ:手当たり次第にカルイに奴隷の枷をかけるよう命令された{友人}かしら。マローダーさん、ペタラスの言うことは気にしないで。
自己紹介
ペタラス:お嬢様、あなたがサーンで行ったことは本当に...

ヴァーニャ:...恐ろしかった。誤解しないでね。パイエティも残りの連中も、ああなって当然だったわ。でもここにはそんな人はいない。ここのマラケスの民は良い人達よ。

ペタラス:そんなことはこの人も判っているよ、ヴァーニャ!

ヴァーニャ:だといいけれど、ペタラス。

自己紹介
ヴァーニャ:皇帝ヴォールは死んだわ。今度は永遠にね。

ペタラス:そして鉱山への入り口は開いた。君はこれからあそこに降りていって...

ヴァーニャ:...吐き気をもよおす悪夢の支配から私達を開放してくれるのね。

ペタラス:「悪夢をぶっ潰しに行く」と言おうとしてたんだ。

ヴァーニャ:私の言い方のほうがいいと思うわ。

ペタラス:その通りだとも、ヴァーニャ。
鉱山
ペタラス:俺の祖父は黒檀の軍団の隊長だったんだ。俺の父も。そして俺も。ずっと自分の前に敷かれていた道を歩んできた。

ヴァーニャ:私と出会うまでは。

ペタラス:そう、これまで出会った中で最も美しい女性と出会うまでは。

ヴァーニャ:鉄格子の奥で。実験台になるのを待つばかりのエグザイル。私の運命の人とあんな風に出会うなんてね。

ペタラス:その時俺は自分が黒檀の軍団の一部ではなくなっていたことに気付いたんだ。俺はサーンの他の兵士のように狂人に従うブラックガードとなっていたんだ。

ヴァーニャ:ペタラスは私を開放してここまで連れてきてくれたの。

ペタラス:ハイゲートの襲撃を生き延びた兵士達からマラケスの民の話を聞いたことがあったんだ。

ヴァーニャ:そして私達を匿ってくれるよう、私が説得したの。

ペタラス:ヴァーニャは説得がとても得意なんだ。
ハイゲート
ペタラス:ディアーラは全てが滅茶苦茶になった時からいたんだ。元に戻せる人がいるとしたら...

ヴァーニャ:...してくれるはずがない。レイクラストは三百年近くこんな状態だったのよ。今になって何かをしようとしているなんて考えられないわ。

ペタラス:彼女はジェムリングの女王なんだよ、ヴァーニャ!彼女が何を考えているかなんて、俺達に理解できるはずもない。

ヴァーニャ:わかってるわ。だからこそ不安なのよ。
ディアーラ
ヴァーニャ:キラは弱い者いじめの差別主義者よ。クソがつくほど...

ペタラス:...ヴァーニャ、彼女は戦士だ。愛想を振りまくことが彼女の仕事じゃない。彼女の仕事はこの場所を守...

ヴァーニャ:...あなたが彼女の訓練を見ている時に汗をかいて色気を振りまくことかしら?あなたの関心のある「仕事」なんてそれくらいでしょ。

ペタラス:俺はマラケスの戦い方を観察しているんだ!

ヴァーニャ:そういうことにしといてあげるわ。
キラ
ヴァーニャ:オユンは私達に住む場所をくれた...

ペタラス:...俺達に命を返してくれた。

ヴァーニャ:レイクラストで良い人を見つけたら感謝しなきゃね。

ペタラス:何人もいるわけでもないしな。
オユン
ペタラス:タスーニ?あれは詐欺師だ。

ヴァーニャ:ペタラスは彼を理解できないのよ。

ペタラス:謎掛けや嘘を話すことでなんでもしてもらえる奴ってことは理解して...

ヴァーニャ:...彼が話しているのは悪夢に関する真実よ。彼は彼なりに混沌を理解しようとしているの。

ヴァーニャ:あいつの話が真実かどうかなんてどうやってわかる?

ペタラス:そんなことわからないわ。でも他に誰に聞けと言うの?
タスニ
ヴァーニャ:この先の助けになるかもしれないガラクタを置いているわ。

ペタラス:「ガラクタ」?そのアーティファクトを拾ってくるのは命懸けだったんだぞ!

ヴァーニャ:わかってるわよ、あなたの...「アーティファクト」には感謝してるわ。

ペタラス:俺が持って帰ってきた時にはそんなことは言わなかったぞ。「それだけ?」と言っていた。

ヴァーニャ:あなた、ずっと戻ってこなかったじゃない!

ペタラス:君ならもっと早くできたって?

ヴァーニャ:ええ、あなたがやらせてくれるならね!

ペタラス:それは駄目だ。世界中の宝石と引き換えだとしてもだ。君を失うわけにはいかない。

ヴァーニャ:わかったわ、ごめんなさい。レイクラストの中でも最も危険な場所から多大な危険を冒して回収してきたお守りや武装を置いているわ。これでいい?

ペタラス:ああ、ありがとう。
商売
ヴァーニャ:パイエティが...まだ生きているというの?

ペタラス:なら奴はまた死なねばならない...

ヴァーニャ:...今度は永久にね。正直言って、魔獣とあの邪悪な魔女のどちらの方が怖いかわからないわ。

ペタラス:俺が恐ろしいのはその二つの組み合わせだ。君も恐れるべきだよ、エグザイル。
パイエティ
ヴァーニャ:ここに来る前から魔獣のことは聞いていたわ。パイエティが話していたの。どうせ殺す相手に隠し事をしても仕方ないと思ったのかしらね。

ペタラス:ヴァーニャ、済まなかった。

ヴァーニャ:あなたのせいじゃないわ、ペタラス。パイエティはいつも魔獣が彼女の力の源だと言っていたわ。哀れな人々を...あれに変質させたことも。彼女が何度も言っていた...何だったかしら?

ペタラス:万能変成術。助手達も言っていた。

ヴァーニャ:世界を望むままに変化させる力。

ペタラス:パイエティのような者の手の中では、クソ恐ろしい力だ。

ヴァーニャ:誰の手の中でもクソ恐ろしい力よ!
魔獣
ペタラス:ダレッソが山の中にいるって?

ヴァーニャ:あのダレッソ?剣の王の?

ペタラス:そのようだ。だが...どうやってあの中に入ったんだ?百五十年前に愛するマーヴェイルを治療するためにオリアスから旅立ったはずだ。入るにはマラケスの民と戦うことになったはずだが...オユンは一度もそんな話をしなかったぞ。

ヴァーニャ:もしかしたら生きたまま入っていったのではないのかも。

ペタラス:どういうことだ?

ヴァーニャ:私達は死者が歩きディアーラのようなものが何世紀も生きる世界で暮らしているわ。

ペタラス:他の場所で死んでから魔獣に捕まったとでも?

ヴァーニャ:かもしれないわ。

ペタラス:魔獣にそんなことができるなら...デシュレットの封印はクソの役にも立たないってことじゃないか。

ヴァーニャ:そういうことよ。
ダレッソ
ペタラス:剣の王を殺したって?

ヴァーニャ:ダレッソは実際に生きていたわけじゃないのよ、ペタラス。

ペタラス:ダレッソは自分が生きていたと思っていただろう。

ヴァーニャ:それはそうね。思うことと実際にそうであること...レイクラストではその境界は曖昧ね。

ペタラス:だな。
ダレッソ
ペタラス:過去の過ちを自分の目で見たディアーラはそれを正すために全てを捧げたんだ。だろ、ヴァーニャ?

ヴァーニャ:わからないわ、ペタラス。サーンではお互いのために自らの命を捧げる人達を見てきた。彼らの目には明晰さと決意があった。ディアーラの目には...亡霊が見える。

ペタラス:あの目は俺達の想像も及ばないほどの恐ろしいことを見てきたんだろう。

ヴァーニャ:かもしれないけど、ディアーラの「犠牲」については、{取引}がうまくいかなかったという感じだと思う。
ディアーラ
ペタラス:これで皆が知ることとなっただろう。

ヴァーニャ:あなたのような人は他にいないわ、ウィッチさん。

ペタラス:魔獣はそれを身をもって知った...

ヴァーニャ:...そしてレイクラスト全てもやがて知ることになる。

ペタラス:これが子供の頃に約束されためでたしめでたしの結末ってことでいいのかな、ヴァーニャ?

ヴァーニャ:私達と、レイクラストにとってのね。あなたはどう?あなたにとっての良い結末は何なのかわかっているの?

ペタラス:もう幸せは配っても余りあるほどあるさ。

ヴァーニャ:勿論あなたの分も。
マラカイ
ペタラス:闘技場もない、トロフィーもない、表彰式もない、称号もない...

ヴァーニャ:...ペタラスがあなたを讃えて吐き出す言葉に終わりもない。

ペタラス:今回は少しくらいはいいだろう?この世で最も偉大なデュエリストが目の前にいるんだ。

ヴァーニャ:今回に限っては彼の言う通りね。

ペタラス:デュエリスト、君は栄誉を得ただけじゃない。全世界を救ったんだ!

ヴァーニャ:私達は英雄を求め、あなたは応えた。ありがとう。
マラカイ
ペタラス:教会の一員であることに誇りを持っています。猊下、あなたの教会の。

ヴァーニャ:そしてごめんなさい。私はもっと信じるべきだった。私はずっと神を信じていたわ。ただ、今までテンプラーさんが神を信じているとは思っていなかった。

ペタラス:この世で頼れるのは自分達だけじゃないってことを証明するには時には奇跡が必要ってことだな。

ヴァーニャ:そうね。ありがとう、テンプラーさん。私に信じる心を取り戻させてくれて。これまでそんな贅沢の余裕はなかったわ。

ペタラス:だがこれからはレイクラストの全てに与えられる物だ。
マラカイ
ヴァーニャ:あなたと知り合いになれたことを光栄に思うわ、カルイの民。

ペタラス:そして済まなかった。俺は軽率だった...

ヴァーニャ:...偏見を持っていた?

ペタラス:{早まった判断だった}...レイクラストの人はそうなってしまいがちだ。早く判断せねば早死にする...そんな世の中が長く続き過ぎた。

ヴァーニャ:でもこの戦士様のおかげで、それも変わってくるかもね。

ペタラス:ドミナスもいない。魔獣もいない。皆でやり直せそうだ。

ヴァーニャ:オリアス人もカルイの民も皆ね。あなたのおかげよ。
マラカイ
ペタラス:お嬢様、あなたは我らの恩人です。すぐにレイクラスト全体があなたへの恩を理解するでしょう。

ヴァーニャ:貴族の女性で本当に「お嬢様」と呼ばれるに相応しい人に初めて出会ったわ。

ペタラス:ヴァーニャ!

ヴァーニャ:本当のことだし、この人もわかってるわよ。人を導くのに必要なのは権力ではなく責任よ。このお嬢様は全世界の重荷を背負ってくれた。

ペタラス:その通りだ、ヴァーニャ!

ヴァーニャ:ペタラスはもっと私の話を聞いたほうが良いけれど、あなたに関しては、聞かなくてよかったわ。
マラカイ
ヴァーニャ:あなたは本当にすごいわ、山猫さん。

ペタラス:もうこの人は焚き火の側に来ても良いのかい?

ヴァーニャ:私は自分の間違いを認めることはできるわ。

ペタラス:その前に誰かが世界を救ってくれたらな。

ヴァーニャ:女の子は理想が高いのよ、ペタラス。

ペタラス:そういうことなら、我らがレンジャーはまさに理想的と言えるな。レイクラストの全てが応えなければいけない新たな理想だ。

ヴァーニャ:嬉しいことに、その通りだわ、ペタラス。全く、素晴らしく、その通りよ。
マラカイ
ヴァーニャ:私達に生き残る術を授けてくれるのだと思っていたわ、シャドウさん。でもあなたは私達にそれよりも遥かに大きな機会を与えてくれた。生きる機会を。

ペタラス:ああ...俺は君のことを誤解していたかもしれない。

ヴァーニャ:かもしれない?

ペタラス:全く完全に間違っていた。そして間違っていて良かった。これでどうだ?

ヴァーニャ:結構。

ペタラス:で、この後はどうするんだ、シャドウ?レイクラスト史上最大の殺しを行ったんだ。これ以上することがあるのか?

ヴァーニャ:これだけ有能な人よ、ペタラス。どうにかするでしょう。
マラカイ
ヴァーニャ:あなた、好きなだけ愚痴ってもいいけど、ここに残ることはできないわ。こんなに血が流れてちゃ...

ペタラス:どこへ行くっていうんだ、ヴァーニャ?俺たちの人生は全部このハイゲートにあるじゃないか。

ヴァーニャ:わからないわ...西、とか?エゾミアの地。どこでもいいわ。水が綺麗な所なら...

ペタラス:えっと…あ、魔獣殺し!

ヴァーニャ:また会えて嬉しいわ!

ペタラス:少し厄介な時にやってきてしまったとしても...

ヴァーニャ:言わないで、あなた。私たちの問題で困らせることはないわ。
挨拶
ペタラス:知らないのか!顔を見ればわかる、聞いてないんだね...

ヴァーニャ:キラが、おかしくなっちゃったの!

ペタラス:完全に狂っちまった。

ヴァーニャ:オユンを攫って

ペタラス:砂漠へと連れて行ったんだ。しかも更に悪いことに...

ヴァーニャ:...ハイゲート全体が大混乱中よ。水に魔獣の血が流れてるし!

ペタラス:...簒奪者がセケマの座を狙ってるし...

ヴァーニャ:古の神々も復活したの!私に言わせれば、ハイゲートから去ったほうがいいわ...

ペタラス:...それか俺たちを助けてくれてもいい...

ヴァーニャ:...まだそれができるうちにね。
オユン
ペタラス:頼む、ヴァーニャ、言わないでくれ。

ヴァーニャ:何を?言ったでしょ、って?私はずっとキラを信用してなかった。どんな代償を払ってでも何でも自分で支配しないと気が済まない性格はずっと信用ならなかったわ。

ペタラス:わかるけど、夢を持つことは問題じゃない。俺だって夢はあるし、君だって...

ヴァーニャ:もちろんあなたのことは信頼してるわ。でもあなたは少しの権力のために動くものを皆殺しにしたりしないでしょう?

ペタラス:まあ、君の夢を見られるのならいくらでも権力の夢なんて捨てられるさ!

ヴァーニャ:ペタラスったら...
キラ
ペタラス:イラーシャ?ここで一番優秀な人物さ。強いし、決断力があるし、誇り高い戦士だし...

ヴァーニャ:あなた、「石頭」が抜けてるわよ。

ペタラス:石頭?

ヴァーニャ:ええ、とびきり真面目で頑固なね。

ペタラス:君への扱いが他と違うから嫌いなだけだろう。

ヴァーニャ:イラーシャは自惚れたエリート主義者よ。私を女として見ていない。

ペタラス:ああヴァーニャ、君は俺にとってはここにいる皆を合わせたよりもずっと女だよ。
イラーシャ
ペタラス:俺たちのような者に会ったことはあると思うが...

ヴァーニャ:レリックハンターね!

ペタラス:...ゴホン、希少な古物の収集家だ。何にせよ、ヴァーニャと俺はその業界で一番だ。

ヴァーニャ:特別珍しい品物を見つけるのにあなたの力が必要なの。

ペタラス:ヴァーニャ、これから言う所だったのに...

ヴァーニャ:マラケスの女神、ガルカンの物だった、古代の剣よ!

ペタラス:ストームブレードと呼ぶ物もいる。水晶を削って作られた武器で、その硬質な刃は最大級の嵐をも捕えることができるとか。

ヴァーニャ:遥か昔、死霊術師サレシュと彼のアンデッドの軍勢との戦いで女神はそれを東の砂漠のどこかで失くしてしまったの。

ペタラス:...俺たちの調査によるとね。

ヴァーニャ:剣を見つけてくれれば、お礼はするわ。

ペタラス:自分たちでやりたち所だが、近頃のハイゲートの不安定な政治では...

ヴァーニャ:出かけるのが怖いの、門が閉ざされて帰る場所を失ってしまうのが。
ストームブレード
ヴァーニャ:やったのね!見つけたって、ペタラス、見つけたって!

ペタラス:すげえ、あのガルカンのストームブレードだ...

ヴァーニャ:これがどういうことかわかる?欲しがっている収集家を見つければ...

ペタラス:...俺たちはどこにでも行ける、何でも手に入る。王族みたいな暮らしができるぞ!

ヴァーニャ:でも中に入っている嵐は問題ね。この状態では危険すぎるわ。

ペタラス:そうだね、こんな破壊的な武器を売るわけにはいかない。

ヴァーニャ:少し考える時間が必要ね。でもその前に、ありがとう、エグザイル。在庫から好きなものを持っていって。
ストームブレード
ペタラス:少し時間はかかったが、マラケスの民の協力と...

ヴァーニャ:...彼らの古代の技術のおかげで...

ペタラス:...ある種の魔術を行使し、ガルカンの剣から嵐を取り除くことができた。

ヴァーニャ:保管するために瓶に詰めることもできたわ。

ペタラス:こんな力を誰かの判断に預けることはしたくない。これを使って砂漠の砂嵐を散らせるんじゃないか?

ヴァーニャ:砂漠に隠れている悪いものを見つけて、そいつらを止めて!
瓶詰めの嵐
ペタラス:ここはヴァーニャに任せよう。

ヴァーニャ:ありがとう、ペタラス。私はオリアスで修行して...

ペタラス:魔女の修行だって!驚いたよな!

ヴァーニャ:ペタラス、私が話していいんじゃなかったかしら?

ペタラス:ああ、悪い、ヴァーニャ。

ヴァーニャ:古の神々について色々と学んだわ。彼らは私たちの崇拝の対象であるはずだった。私たちの定命の人生を導く神聖なる存在。

ペタラス:でも全然そんな感じじゃないんだろう?

ヴァーニャ:全くね。神々は私たちと変わらないわ!そして私たちと同じくらい悪い者たちはそんな力を振りかざすべきじゃない!

ペタラス:同じくらい悪い?心外だな。俺は滅茶苦茶良い奴さ!

ヴァーニャ:はいはい、あなたはとっても甘美よ。赤ちゃんの頃に砂糖の樽に漬けられたのよね。知ってるわ!
古代の神
ヴァーニャ:オユンは私の友達だった。あんな風にこの世を去ってしまうなんて...

ペタラス:...残酷だな。そして部族を守る者がいなくなっては、俺たちはまな板の魚だ。タスーニは自分が治められると思っているが、彼はあらゆる邪悪なものに誘惑されている。

ヴァーニャ:簡単な解決はないわ。眠れない夜が続きそうね。

ペタラス:俺も隣にいるよ、ヴァーニャ。

ヴァーニャ:現実を見ましょう、ペタラス。あなたは寝るでしょ。

ペタラス:何にせよ、新たな女族長を擁立する時は近い。

ヴァーニャ:男かもしれないわ。一番近い血を引いているのはタスーニよ。確かに彼は多少の掟破りは気にしないけれど、少なくともドミナスではないわ。

ペタラス:冗談だろ、ヴァーニャ!マラケスは母権制だ!ここの男たちは責任を持つ経験がない。タスーニは「母」が象徴するもの全てを台無しにしてしまうよ。

ヴァーニャ:イラーシャの方が良いっていうの?

ペタラス:彼女は強いし、安定しているし、伝統的だ。彼女で駄目な理由が見当たらない。

ヴァーニャ:それはね、皮肉なことに、イラーシャに足りていない唯一のものをタスーニが持っているからよ。

ペタラス:それは?

ヴァーニャ:先見性よ。
オユン
ヴァーニャ:タスーニが羽を持っているの?ならハイゲートは救われたわ。部族の男性たちに能力を示す機会を与えてもいい頃だわ。タスーニはマラケスの新たな夜明けを迎え入れるでしょう。

ペタラス:俺たち皆のために、君が正しいことを願っているよ、ヴァーニャ。

ヴァーニャ:その脚の間には何もついていないのかしら、ペタラス?男なら女よりも男に統治して欲しいだろうと思ったけれど。

ペタラス:間違っているよ。俺はタスーニと同じような生まれだからタスーニは俺には益があるかもしれないが、俺が心配なのはこの素晴らしい部族の招来だ。彼は無謀だし彼らの神聖な伝統を軽視している。俺が恐れているのは、彼が{デカーラ}の先頭に立つことによって彼らを神聖たらしめているものが失われてしまうことだ。彼らは荒野を彷徨う蛮族共のようになってしまう。あるいはもっと酷いもの―ブラックガードのように!

ヴァーニャ:ブラックガードはそこまで酷くなかったでしょ?

ペタラス:...二度としない。

タスニ
ペタラス:イラーシャが羽を持っている?ならハイゲートは救われたな。彼女は血族ではないかも知れないが、彼女は伝統を固く守っている。大事なのはそこだけだ。考えてもみろ、タスーニはこの部族を危険で未知の領域へと導いたかも知れない。

ヴァーニャ:既知の獣が未知の獣よりマシだとは限らないわ、ペタラス。
イラーシャ
ペタラス:あの地震は何だったんだ?あの危険な魔獣の断末魔の痙攣か何かか?俺は魔術の心得は毛ほどもないが、それでもあの山の割れ目から滲み出してくる穢れを感じられる。なんてこった!何で奴の安息を妨げるんだ?

ヴァーニャ:ペタラス、騒がないの。状況はあなたが最初に思ったよりも複雑なのよ。

ペタラス:マラケスの民は何千年もの間魔獣の呪いの足元で過ごし、やっと自由になったと思えば君が...何かをして...その闇の源を俺たちの所へ持ってきたというのか?なんて非道い、これは...

ヴァーニャ:正しい選択よ。争い合う神々による敵意ある支配のほうが良いのかしら?私たちの英雄は明らかに何らかの計画があるのよ。この山の揺れがレイクラストから神々を追放してくれるのであれば、私は多少の揺れは歓迎するわ。

ペタラス:まあ、何にせよ、少なくとも俺たちにはお互いがいるしな。

ヴァーニャ:そして私たちは団結してる時ほど強い。

魔獣
ペタラス:マラケスの伝説には詳しいかい?

ヴァーニャ:奇妙な生き物、異教の神々、そして協力な宝が登場する、本当に独特な世界観よ。

ペタラス:ある物語では魔法の暦石について語られる...

ヴァーニャ:私たちの世界の未来で起こる重要な出来事が記されていると言われている、マラケスの暦石よ。

ペタラス:帝国の戦の英雄、アドゥス将軍が山麓のどこかの発掘現場でそのような暦石を発見したと日記に残している。

ヴァーニャ:戦の英雄はこっそり考古学を嗜んでいたようね...

ペタラス:だが大災害が大地を平にならし、発掘現場を岩と砂の下に埋めてしまった。それ以来、発掘現場も暦石も発見されていない。

ヴァーニャ:最近起こっていることを考えると、将来起こることが分かるのはそれなりに有益な能力かも知れないわ...

ペタラス:君にはそんなもの必要ないだろうけれど...

ヴァーニャ:あなたのような人にとっては冒険の楽しみがなくなってしまうしね!

ペタラス:だが、こんな時は俺たちのような弱者は特別嫌なことが起ころうとしていたら警告があるとありがたい。それに、そんな遺物は博物館に置いておくべきだ...

ヴァーニャ:...それか私たちのコレクションにね...

ペタラス:...誰の役にも立たない瓦礫の下にあるべきじゃない。

ヴァーニャ:暦石を見つけてくれたら、報酬は弾むわ、エグザイル。

ペタラス:ああ、俺たちは古物商だしな。
マラケスの暦石
ヴァーニャ:レリックハンターのご帰還よ!

ペタラス:これを定職にできそうだな。

ヴァーニャ:どうかしら、英雄さん?戦いの生活を捨てて私たちと仕事をするのは...

ペタラス:...だめかい?まあいいか。何にせよ...

ヴァーニャ:約束のお礼よ。

マラケスの暦石
ヴァーニャ:誇り高き軍団員...

ペタラス:...されど軍団員。

ヴァーニャ:ペタラスと私でアドゥスについて調べたの。

ペタラス:彼と彼の発掘現場について知れるだけ知る必要があった...

ヴァーニャ:...関わる価値があるか確認するためにね。

ペタラス:将軍はハイゲート軍団の終身司令官だった...

ヴァーニャ:この山の上で採掘施設を指揮していたわ。あのクソ野郎はカルイとマラケスとエゾミアの奴隷を監督して、岩の裂け目の中の暗い場所で宝石を探させていた...

ペタラス:...少なくとも彼らを公正に、そして人間として扱っていたよ。

ヴァーニャ:ペタラス、奴隷は奴隷よ。

ペタラス:欠点はあっても、将軍はあの時代にしては良い人間だったようだ。彼に起こってしまったことは残念だ...そして聞くところによると彼が復活したというのはそれ以上に残念だ。

ヴァーニャ:そうね、彼のかつての採掘施設には近づかないことをおすすめするわ。
エイダス将軍

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